はじめに
今期なに見ます?盾の勇者の成り上がりでしょ?
前クールからアニメ化した、小説家になろうでも人気の作品ですね!
既にネット版に関しては、完結済ですので、アニメの展開が気になる人は、小説家になろうで読んでもヨシ!
書籍化された作品を読んでもヨシ!
それだけでなく、漫画版も出てるので手に取って読んでもヨシ!
この三方よしに、この度、アニメも加わわったわけです!
もちろんだけど、この記事は、ネタバレ注意!
まずね、盾の勇者の成り上がりって、それまで色んな異世界転生とか異世界転移の作品が小説家になろうへ投稿されているなかで、「ざまぁ」をものすごく上手に描いた部分が凄いと思う。
というのも、小説家になろうに投稿されている「ざまぁ」系の小説で、人気の作品は恋愛系のゲームの世界に悪役として転生・転移した作品や、配役は違えどシチュエーションが似通った作品が多いんです。
「全く覚えのない悪事を、王家が来賓として参列するようなパーティーで、自分のせいにされる。」
「証拠もないのに、ゲームの主人公やその周囲の人物はみんな自分が悪者だと決めつけてくる。」
「ゲームの主人公も自分と同じく転生した人」
「そんな中、証拠を突きつけ、真犯人(大抵の場合、ゲームの主人公キャラやその周囲のキャラ)を見つける。」
「さらには王家を筆頭とした、真に権力のある人間が一気に自分に味方して、自分を犯人扱いした奴らを一網打尽にしちゃう。」
みたいな展開です。
恋愛ゲーム等における断罪イベントで逆転してざまぁするみたいな感じですかね。
これはこれで、面白いとは思うんですが、このイベント部分だけに着目する作品が多いんですよ。
そのため、小説としては短編になりやすい。
また、短編小説だと、キャラそれぞれに深みだったり面白みを出すのが難しく、出てくるキャラはどの作品でもだいたい同じような奴が出てきがち。
でもね?盾の勇者の成り上がりのざまぁはひと味違うわけよ。
盾の勇者の成り上がりは、ざまぁ系小説にありがちな上記の欠点を解決している、当時では珍しい作品だったと思います。
アニメ見ていればわかると思うのですが、とりあえず敵キャラとして描かれている第一王女マルティや王様のクズっぷりが半端ない。
他の三人の勇者もなんかちょっとダメ感が凄い。
中二病っぽい奴やゲーム感が拭えずあふれ出る主人公感が凄い奴とか。
なのに、めっちゃ全員主人公であるナオフミを見下している。
この状況を打破するまでが、小説でもそうだし、アニメもそうだけど、結構長い。
ストレスが溜まる溜まる。
もちろん、合間合間で、ラフタリヤやフィーロ、メルティとの出会いであったり、マルティを少々やり込めるシーンはある。
あるけど、根本的な解決に至らず、いつまでもストレス源がある感じ。
ここまで読者や視聴者にクズだと思わせるキャラが設定できていることがまず、本作品の魅力ですよね。
また、これだけ溜めたストレスを一気に解消できる「ざまぁ回」を期待している人も多いはず!
しかも、アニメ版では、王家や他勇者ではなく、三勇教までが、ナオフミを倒そうと動きました。
この後まじどうなんの?と先が気になる人も多いと思います!
中世ヨーロッパ系の異世界という設定だと、権力が巨大で、主人公の敵または味方として描かれやすい組織がいくつかあります。
王家や冒険者ギルド、宗教団体や商人(商業組合含む)ですね。
盾の勇者の成り上がりでは、冒険者ギルドは出てきませんが、やっぱりこの手の組織は出てきたかって感じです。
きっちり敵として魅力を出すために、単なる敵ではなく、「敵の敵は新たな敵」って感じで、王家や他勇者ごと排除しようとする三勇教さんまじ半端ないっす。
「魅力的な敵キャラのおかげで、ざまぁが映える」という意味で、今までアニメ化されたなろう小説とは一線を画す作品となっていますので、興味がある人は、うにうさと一緒に盾の勇者の成り上がりを追いかけましょう!
この記事へのコメントはありません。