はじめに
活字中毒者ってほどじゃないけど、本とかネット小説を読むのが好きです。
もしかすると、ベッドから動かないで出来ることは何でも好きかもしれません。
部屋に引きこもりたいんじゃない!ベッドに引きこもりたいんだ!でお馴染みのうにうさです。
「小説家になろう」という最早説明不要の超有名サイトがあります。
掲載されている小説はピンキリですけど、面白い小説は本当に面白い!
実際に書籍化され、アニメ化され、と有名になった作品はもちろん、まだ書籍化とかされてないけど、「出版社さん。こいつです。」と良い意味で言いたくなるような面白い作品も山ほどあります。
そんなわけで、書籍化されてようが、されてなかろうが、うにうさが本当にお勧めできる、面白いと感じた作品を紹介していきます。
まぁ、うにうさの趣味がガンガンにでますけど、その点は仕方ないよね。あとなるべくネタバレしないつもりだけど、一応書いておくね!ネタバレ注意!
小説家になろうで読んでみて、気に入ったら、作者応援的な気持ちで作品を買えばいいんですよ。
書籍化されてなかったら、応援メッセージとか送ってみてもいいかもしれない。
クリエイターさんは偉大だからね!
「Re:ゼロから始める異世界生活」 作者:鼠色猫/長月達平
「リゼロ」の愛称で親しまれており、書籍化、アニメ化に留まらず、スロットにまで進出、様々なゲームとタイアップをしたりと、それはもう、飛ぶ鳥をしばき倒す勢いというか、八面六臂どころかその倍くらい大活躍中の作品です。
いわゆる異世界転移系なんですが、この作品の面白いところは、主人公がお手軽に活躍できるチートがないところ。作品のあらすじにも記載されていますが、「死に戻り」しか与えられていないうえに、その力が非常に不便なところが良い!
結局ね、頭が良くて、凄い上手に剣を扱えて、魔法もやばい、しかもイケメン!抱いて!みたいな作品は、頭を空っぽにして読めるという意味で、楽なんだけど、印象に残らない。
そういう作品は結構あるから余計にだと思う。
その点、主人公の昴くんは、「初っぱなからどんだけ強いねんこいつ…」を主人公が感じる側だし、絶望の波が留まること知らずで、どうやって切り抜けるか気になってどんどん読みふけってしまう。
なんやろ、高いハードルはくぐればいい的な感じで対処するのか、それとも正攻法で闘うのか、みたいなね。
あと、頭からっぽにできる小説って、なぜか周囲の人間が主人公好き好きチームと主人公に嫌がらせして踏み台にされるチームに二極化している気がする。
主人公好き好きチームは、別にハーレムとかじゃなくても、特に理由無く、めちゃくちゃ親切だったり、主人公のために労苦を厭わない奴ばっかだったり。
でも普通に考えて、どんな時でも完全に自分の味方で、どんな苦労や無理難題も自分のために必ずクリアしてくれる人って周りにそんな山ほどいます?
ネット小説にリアリティを求めるのも違うのかもしれませんが、リアリティがあるから、非現実的な部分が際立っていいんじゃないのって思うんです。その辺りも踏まえたうえで、なぜこのキャラはこういう行動をとるのかを、きちんと理由を描いているのも「リゼロ」の魅力だと思います。
うにうさは、人並みにしかできないことばかりで、決断しては悩み、傷ついて諦めかけて、それでも立ち上がる昴くんを見ていると胸が熱くなります。
なぜ、胸が熱くなるのかって、主人公が非常に誇り高かったり、崇高な使命を持っていたり、折れない心を持ってるから、じゃないから。
守りたいものに守られていると表現すればいいのか、自分が大切に思っているものが、同じように自分を大切に思ってくれるから、昴は立ち上がれるんじゃないかと。
お互いがお互いを、人として大切に関係を構築したからこそ、大切に思い合える関係が作られて、それが昴くんの原動力となっているのかなぁとうにうさは思います。
だから、主人公の周囲のキャラクターだけじゃなく、悪役ですら愛着が湧くんですよね。
彼らには彼らの正義がある、とかじゃなく、悪役との人間関係すら目が離せないんですよね。
もちろん、伏線が張られてあるとか、台詞回しや戦闘描写が絶妙とか、他にも面白いポイントなんて山ほどあるんでしょうけど、うにうさの思うこの作品の最大の魅力は、「人間関係の描かれ方」だと思います!
なお、アニメ第2期が決定したということで、はよはよ!はよはよ!と非常に心待ちにしております。
ただ、この作品は小説読んでる方は分かると思うんですが、本当に先が気になる状態を作るのがうまいんですよ。長月達平さんマジ鬼がかってます。
アニメ見てると毎週待ち遠しくて、悶々としそうですわ!
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