はじめに
令和の第一弾で紹介したい小説ってなにかなぁって考えてたんですよね。
これからが期待できる小説でもいいけど、完結済の安心して読める小説も良いし…。
今流行の異世界に転生したり、転移するのもいいけど、最近はそれだけだと没個性的だしなぁ。
単純に強いとか格好いいとか、それだけじゃない魅力がある方がいいし。
あと、できれば明るい作品がいいなと。
平成はバブル崩壊だの、就職氷河期だの、暗い話題が色々ありましたけど、令和という新しい時代は明るく過ごせる社会がいいですからね!
「小説家になろう」という最早説明不要の超有名サイトがあります。
掲載されている小説はピンキリですけど、面白い小説は本当に面白い!
実際に書籍化され、アニメ化され、と有名になった作品はもちろん、まだ書籍化とかされてないけど、「出版社さん。こいつです。」と言いたくなるような面白い作品も山ほどあります。
そんなわけで、書籍化されてようが、されてなかろうが、うにうさが本当にお勧めできる、面白いと感じた作品を紹介していきます。
まぁ、うにうさの趣味がガンガンにでますけど、その点は仕方ないよね。
あとなるべくネタバレしないようにしていくけど、一応書いておくね!ネタバレ注意!
小説家になろうで読んでみて、気に入ったら、作者応援的な気持ちで作品を買えばいいんですよ。
書籍化されてなかったら、応援メッセージとか送ってみてもいいかもしれない。
クリエイターさんは偉大だからね!
この世界がゲームだと俺だけが知っている 作者:ウスバー
今回の作品も、前回紹介した「やる気無し英雄譚」と同じく、きちんと完結しています。
安心して読めますね!
なお、作者のウスバー様は、「NAROUファンタジー」という、シミュレーションゲームを制作しておられます。
「いちいち小説なんか読んでられっか!」って人は、先にゲームをやってもいいかもしれません。
フリーですし。
ちなみに、世界観や主人公とかは勿論、小説とは違います。
ですが、随所に散りばめられた「その手があったか!」的な感覚と、コミカルな掛け合いは、「あぁ、これはウスバー様の作品ですわ。」と感じると思います。
ぶっちゃけ、作品自体というよりは、書き手のファンになってしまう感覚ですかね。
よくありがちなストーリーなんじゃないの?と思わせておいて…
この作品はいわゆる異世界転移なんだけど、主人公が普段やっているゲームの世界に転移しちゃうっていうストーリー。
やりこんだゲームだから、ゲーム内の史実がどう進むかを主人公は把握しているし、強くなるための方法どころか最適解が分かっているっていう設定。
ただ、この手の作品ってのは、他にも山ほどあるわけです。
「ゲームの世界に転生もしくは転移しちゃう奴、週に4、5人いる説」です。
で、そういった作品の特徴が、上記にも記載した
「ゲーム内の史実がどう進むか把握している=未来が分かる主人公爆誕!」
「強くなるための最適解も分かっている=俺Tueeeee!」」
を組み合わせただけでなく、
「攻略対象の異性の好感度操作も自由自在=ハーレム余裕っしょ!」
という安心設計なわけです。うにうさ的には反吐が出そうです。
もちろん、この手のメリットは、「意味の分からん異世界に行って強くなったり、異性にモテまくるより、理由付けはしっかりしている」点がありますよね。
ただ、まぁ結局、転移もしくは転生する先が変わっても、「やってることは一緒か…」みたいに感じるわけです。
早い話が、ネット小説に飽きてしまうんですよね。
その点、「この世界がゲームだと俺だけが知っている」は違います。
上記の問題点をクリアするために、各種設定を加えたわけです。
「そもそもバグだらけのゲームだから、まっとうな方法では強くなれない」
「ヒロインキャラ複数いるけど、まともな奴がほぼいない」
「諦めてマシそうなヒロインを捕まえようとしても、割と命がけ」などなど…。
コミカルで、ともすればギャグのような印象を受けますが、それだけふざけつつも、伏線がこれでもかってくらい張り巡らされています。
それらを回収する方法は勿論、バグ技!
ゲームだと知っている主人公だから出来る(知っている)バグ技を駆使する様は、爽快感さえありました。
是非、書籍やゲームも含めて、ウスバー様の作品に触れてみてほしいですね。
猫耳猫の世界、いやウスバーワールドに、どっぷりハマれると思いますよ! l
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